マンション経営.東京がお伝えするコラム|第8回 マンション経営はハイリスクハイリターンなのか?

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マンション経営コラム|第8回 マンション経営はハイリスクハイリターンなのか?

マンション経営は資産形成が目的

資産形成

インターネットに面白い記事がありました。

「資金100万円で100%のハイリターンが考えられる投資を教えてほしい」という記事です。生活上、差し迫った必要があっての質問ではなく「投資によるスリルを味わってみたい」というものでした。

いくつか回答がありましたが、ハイリターンの候補に上げられていたのは、やはり株式、FX、ギャンブルでした。マンション経営はその影すらありません。それもそのはずで、マンション経営は「スリルを味わってみたい」という遊び事ではありませんし、一攫千金を狙った投資でもありません。そもそもの目的が違います。マンション経営の主たる目的は、長い期間をかけ、ゆっくり堅実に資産を形成することにあるからです。

予想通りにいかない可能性

ハイリスクの「リスク」は「危険」「危険度」を意味しますが、「予想通りにいかない可能性」とも解されています。その意味では、ハイリスクハイリターンを狙った投資とは、「予想通りに行かない可能性」が高いにもかかわらずあえて投資し、高い利益を得ようとするものと言えるでしょう。

ところでハイリスクハイリターンを狙った投資で「予想通りにいかない可能性」を自分の力で低くしたりすることができるでしょうか。

たとえば株価はどうでしょう? 結局のところは、予測の精度を上げる、ということ以外はないとおもいます。その方法を解説した本も数多くあるようですが、株価そのものはどうすることもできません。もし、莫大な資金を使う、風説を流布するなどすれば刑事罰の対象になります。リスクをとって高い利益を期待するほかないということでしょう。

マンション経営にも「リスク」はあります。よく言われるのは「空室リスク」です。家賃収入を基本とするマンション経営にとって大きな問題です。
しかし、これには対処すべき方策があります。物件選びはその最たるものですが、その他にも室内設備を充実させる、フリーレント(1カ月~数カ月家賃を無料にすること)を導入する、あるいは、家賃や更新料について入居者と交渉するなど、さまざまな手立てがあります。

「予想通りにいかない可能性」を自分の力で低くする余地が十分にあるわけです。この点はハイリスクハイリターンを狙った投資と大きく違うところです。

明快なスキーム

明快なスキーム

マンション経営のスキームは明快です。物件購入のために投資ローンを組み、ローンの返済には家賃収入をあて、ローンの返済が済んだあとは投資した物件は自分の資産となり、月々の家賃を自分の収益にするというものです。

家賃6万円のワンルームマンションを1戸所有していれば月々6万円の家賃収入が入ります。2戸なら12万円、3戸なら18万円、4戸なら24万円、5戸で30万円。

現在、老後夫婦2人の標準的な年金は月額23万円程度と言われていますから、これにマンション投資による5戸分の家賃収入30万円を合わせれば月々53万円程度の収入になり、老後をゆとりを持って送ることが可能になります。マンション経営は、100万円の投資で200万を得る、という投資とはその基本がまったく違うものなのです。

リスクの分散と現実性

よく投資においては、リスクを分散させることが大切と言われます。株式投資の場合であれば100万円の資金を一つの銘柄に投資するのではなく、いくつかの銘柄に分散させて投資するということです。

ところで、株式投資などでリスクを分散させるのはなぜかと言えば、投資した株すべてが上昇することは現実的に見てありえない、という観点からでしょう。投資にはやはり、現実を見据えた着実さが求められるということです。

ハイリスクハイリターンには華々しい成功譚がつきものですが、マンション経営はそうしたものではありません。マンション経営はハイリスクハイリターンを狙った投資ではなく、現実を見据えた、堅実な投資なのです。

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