マンション経営コラム|第8回 サラリーマン以外の別の世界で生きてみる
ストレスチェック制度

サラリーマンの世界には、ノルマ達成の重圧、達成までのスピード要求といった仕事上のストレス、また、上司・部下・同僚との人間関係によるストレスなど、さまざまなストレスがあります。近年、そのストレスに自分で気づかないまま「うつ」などのメンタルヘルス不調に陥る人が増加する傾向があり、そのため厚生労働省は平成27年に「ストレスチェック制度」をスタートさせました。
ストレスについて定期的に検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレス状況について気づきを促し、メンタルヘルス不調となるリスクを低減させることを狙いとしたものです。
「うつ」などのメンタルヘルス不調は「くよくよせずに頑張ろう」だけで事が済むようなものではありません。深刻な事態を招きかねないものだからです。
会社とは別の世界
メンタルヘルス不調とならないための方策として、とくにサラリーマンの方に提言されるのは、「会社とは別の世界を持つ」ということです。その際、推奨されるのは趣味を持つということですが、マンション投資もまた会社とは別の世界です。
会社の中で「一従業員」であるあなたが、ここでは「一投資家」として自らの将来を計画し、決断し、計画の進捗を見つめることになります。会社とは全く別の世界です。
ワンルームマンションに投資なさったオーナー様は、よく最初に家賃が入った時の喜びをお話しになりますが、そこには収益を得たという喜びと共に、新しい別の世界に参画したという喜びも多分にあるように感じます。
家賃収入は会社から出る給料ではなく、自分の決断で始めた投資によるものです。会社の中にいる自分ではない、別の世界に立っている自分というものを実感する契機になるからではないでしょうか。
夢を語り合える仲間

私ども和不動産のオーナー様は、懇親会などでオーナー様同士とてもフランクに話し合われています。同じく投資の世界に踏み入った仲間同士として、会社の中の人間関係とは別個の親しみをお互いにお持ちになっているように感じます。悩みを打ち明ける、将来の夢を語り合う、ここにもまた会社とは別の世界があります。
すでにマンション投資家としての経験をお持ちのオーナー様が、新しくマンション投資を始められたオーナー様に、マンション投資を続けるうえでの気の持ち方、ご自分が勉強なさった物件選びのノウハウなど、経験から得たアドバイスを送る姿もよく見かけます。
また、オーナー様同士で将来の夢を話し合われる姿も印象的です。「ハワイにコンドミニアムを持ってそこで暮らしたい」。会社の同僚の方との酒席などでは「まあ、そんなことはありえないけどね」で終わってしまうような夢が現実的な計画として話し合われています。これもまた会社とは別の世界の会話でしょう。
知的好奇心にあふれた世界
会社とは別の世界を持つということは、サラリーマン以外での世界で生きるということであり、そうした世界を持つことは人生にとって有意義なことだとおもいます。
マンション投資を始めると、それまであまり気にしていなかった事柄に興味を持ち、もっとよく知りたいという意欲がわくものです。
たとえばマンションの修繕積立金などについても、それまでは「月々いくらか」ということは気になっても、国土交通省がどのようなガイドラインを出しているかはまったく気にならなかった。マンション投資を始めたのがきっかけで、ガイドラインを読んでみる、ということがあります。また、ワンルームマンション居住者の中心層である若い世代の年収を統計で知る、そこから、現在の社会全般に対する新しい見方を得る、ということもあります。
マンション投資をきっかけにサラリーマン以外の別の世界で生きる、そこには夢や知的好奇心に満ちた刺戟的な日々があります。
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