マンション経営コラム|第12回 物件価格が下落してもリフォームで家賃の値下がりは抑えられる
人気エリアで価格上昇する物件と価格が下がり続ける物件
不動産バブルが崩壊しリーマンショックを経て、現在の不動産は人気エリアにあり価格が上昇する不動産と、地方にあり価格が下がり続ける不動産に二極化しています。
オーナー様が購入した物件の価格が下落傾向になると、マンション経営に影響があるのではないかと心配するオーナー様もいらっしゃるでしょう。
契約期間中であれば、不動産の賃貸契約で取り決められた家賃は下がることはありませんので当面心配はありません。
大規模なリフォームを行ない物件の価値を上げる
不動産は日々老朽化していきますので、新しい入居者を募集する際に、新築や築浅物件に対抗するために家賃の値下げを行うオーナー様がいます。
ただ、家賃の値下げを続ければいずれ事業として成り立たなくなるので、リフォームして物件の価値を上げ、同額の家賃を維持もしくは上げることも検討しましょう。
設備を入れ替えるといった大規模なリフォームは10年を目安にして、クリーニング程度の小規模なリフォームは入居者が入れ替わるごとに行うのが一般的です。
ただ、価格の下落傾向や空室期間が続くようでしたら、大規模なリフォームを行ない物件の価値を上げることも検討してください。
リフォームの際は、できるだけリフォームの費用を抑え、入居希望者のニーズを合った設備を取り入れるようにしましょう。
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