マンション経営コラム|第13回 地震と火事に100%備えるには、火災保険と地震保険の両方へ加入
所有する建物を守る火災保険、地震に備える地震保険について

他の建物から被る損害から、オーナー様が所有する建物を守るために入る火災保険は重要です。
火災保険の保証は火災に留まらず、落雷をはじめ、破裂や爆発、風災、雪災、雹災などで損害を被った場合が含まれるため、幅広い補償が受けられます。
一方、火災保険では地震で損害を被った場合は保証されません。また、火災保険に入ることが大前提で地震保険に入ります。
居住用の建物や家財が補償対象となっている地震保険では、火災保険の補償額の五割以内という制限もあります。
他の建物から受けた損害に対してオーナー様が所有する建物を守る火災保険
失火責任法という法律をご存じでしょうか?
この法律では、他の建物の火事が原因で、オーナー様が所有する建物も火事になってしまっても、出火元である建物に重大な過失がない場合は、出火元へ賠償を請求できないとされています。
このような火事などに備えるのが火災保険で、他の建物から被った損害から、オーナー様が所有する建物を守るためにあります。
例えば、区分所有するマンションであれば、専有部分はオーナー様、共用部分は管理組合が火災保険に入っていることがあります。
火災保険と地震保険はワンセットで加入

火災保険では地震で損害を被った場合は補償されませんので、地震保険に入る必要があります。
先にも述べたように、居住用の建物や家財を補償対象となっている地震保険に入る際は、火災保険に入ることが大前提となり、補償額も火災保険の五割以内という制限もあります。
地震よってオーナー様が所有する建物が火事などになっても、火災保険によって補償されません。
最新リスク対策についてのコラム
- >> 第18回 アパート経営は供給過多の状態。入居者の確保に課題
- >> 第17回 必読!投資物件ごとのリスクを徹底比較も
- >> 第16回 利回り高すぎ物件は要注意!隠れリスクが存在する可能性も
- >> 第15回 区分所有マンション経営のメリットとデメリット
- >> 第14回 物件売却には2~3カ月必要。不動産投資の「流動リスク」を理解する
- >> 第13回 地震と火事に100%備えるには、火災保険と地震保険の両方へ加入
- >> 第12回 物件価格が下落してもリフォームで家賃の値下がりは抑えられる
- >> 第11回 マンション経営の家賃未納リスクは滞納保証を付ければ避できる
- >> 第10回 マンション経営の空室問題は複数物件を所有してリスク分散を
- >> 第9回 マンション経営で震災リスクをどう考える
- >> 第8回 マンション経営はハイリスクハイリターンなのか?
- >> 第7回 リスクが低い事を根気よく家族へ伝えることが家賃収入を増やすコツ
- >> 第6回 一棟ものマンション投資はハイリスク。その理由とは?
- >> 第5回 国債、先物など投資対象別リスクについて
- >> 第4回 海外と比較してもリスクの少ない日本のマンション経営
- >> 第3回 ワンルームマンション経営を始めるにあたり知っておくべきリスクと解決策
- >> 第2回 マンション経営は「貧乏老後」「老後破産」対策にうってつけ
- >> 第1回 マンション経営と生命保険を徹底比較