マンション経営の目的について(8)|マンション経営.東京のQ&Aで疑問を解決

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投資で失敗しないために重要な欲望のコントロール
(マンション経営の目的について)

投資は常に初心を忘れず、余裕を持って行いましょう

投資は余裕を持って行う

みなさんは、なぜ投資を始めようと思ったのでしょうか。

「日々の生活に精一杯で、定年後自分たちのゆとりある老後生活が実現できないから」
「少しお金に余裕があるから、それを元手にもっとお金を増やして毎年海外旅行に行きたい」

このように投資を始めるきっかけがあるはずです。
漠然とした理由で投資を始めるのでなく、これらの目的があれば、どれぐらいの期間でいくらお金を貯めたいかという計画がたてやすくなります。
無理のない範囲で、その目標が実現できるように投資商品を選んでください。

いざ投資を始めると、なかなか思うようにいかないことも多くなります。昔から言われているように、投資は余裕資金で行うのが鉄則です。
生活に必要なお金を投資に回して損を出せば、大変な事態となってしまうからです。

またその逆に思った以上に投資が好調なこともあるかもしれません。
こんな時、調子に乗って「もっと儲かりそう」と思って欲を出してしまうと、失敗した時のダメージは計り知れないものになります。

投資の結果に一喜一憂しすぎるのはとても危険です。最初の目標設定を思い出し、目標がクリアできているなら投資を中断するぐらいの心構えを持ってください。

忘れてはいけない投資のリスク「詐欺」について

投資を始めたら、経済動向や社会情勢に常にアンテナを張ってできるだけ損をしないようにしたいものです。しかし、投資のリスクはこれらの環境の変化だけではありません。

長年にわたり色々な投資を経験し、安定収入が得られるようになっていれば別の投資商品を試してみたいと思うものです。
そしてそんな時に、海外大手投資会社の元役員だったというような人から直接新しい投資商品を進められてしまうと、その確実性や安全性を厳しくチェックすることなく、早いうちに投資した方が有利だと思い込み、送金したら相手と連絡がとれなくなってしまった、というような詐欺にあってしまうのです。

投資詐欺は、テレビのニュースでも報じられています。実際にはその数はとても多く、残念なことに警察が犯人を捕まえても、お金が全て取り戻せることはほとんどありません。

儲けたいという欲望にこだわりすぎると、自分が詐欺にあうことも投資のリスクの1つです。

投資で失敗するのは個人だけではない時代

投資で損を出してしまうのは、個人投資家だけではありません。
現在、大学や一般企業においても経営の効率化を図る目的で資産運用をすることは珍しくありません。
そして、これらの組織が投資に失敗をして多額の損失を計上した事例も増えています。

海外では、2009年ハーバード大学がリーマンショックや世界金融危機といった情勢の変化により、当時の為替レートで約1兆円の運用損失を出しています。
アメリカのJPモルガン・チェースも巨額の損失を発表しています。
国内においては、2008年に東京の私立大学が資産運用のための金融取引において148億円の含み損を抱えたことが明らかになりました。

なぜこんな結果になってしまったのでしょうか。

実際には、これらの企業や大学は複数の金融商品を揃えて長期間にわたって分散投資を行っていたのですが、投資の世界では、世界の大半の市場が一気に下落するような現象が起きれば、個人や組織の区別無くやはり多大な損失を出してしまうのです。

欲望のコントロールと破産リスクの管理

欲望のコントロールと破産リスク

繰り返しますが、投資初心者の方々はくれぐれも「余剰資金」を使って投資を始めるようにしてください。

そしてこの資金を使う時、投資商品によっては最初に支払った金額をはるかに上回る損失を出してしまうリスクがあることを忘れてはいけません。
ですから余剰資金を使う時は、損失をした場合に、この資金内で収まる範囲で計画を立てて投資をスタートさせてください。
「もうちょっと儲かりそう」と思ったら「だめだった時、自分たちの今の生活を変えないで対応できるか」ということを考え、それができないのならそれ以上のリスクを負うべきではありません。

利益の「独り占め」より、みんなに分け与えてより幸福感を得るすすめ

分け与えてより幸福感を得る

「儲かりそう」「もうちょっと利益が出せる」という考えは、利益を全て独り占めしたいという欲望で、実現すればその瞬間に幸福感は得られても、さらに上を目指すことになりゴールが見えません。
このような状態にあるときは、欲望をコントロールするどころか、欲望にコントロールされるようになっています。
欲望で人格が変わってしまう前に、発想を変えて自分のみが富を得て幸せを感じるのではなく、まわりの人に喜んでもらうことで自分が幸せを感じる、といった考え方をしてみましょう。

海外で億万長者になった人達の多くは、その富の一部を積極的に寄付しています。まわりに対する配慮を忘れず、常に謙虚な気持ちを忘れていません。

ブリティッシュ・コロンビア大学心理学部准教授のエリザベス・ダン博士は、寄付で得られる幸福感を最大にするには、「人に対してお金を使うことを自由に選択でき”親友や家族はもちろん、他人とのつながりを深めるようなやり方で、しかも、ほかの人に良い影響をもたらしたことが明確である場合”に、最も幸福度が増す」と説いています。

ビル・ゲイツに比べれば、私たちの得た利益はほんのわずかであっても、そのうち一部を寄付するといった社会貢献をやってみましょう。
これまでの自己中心的な考えを捨て寄付によってまわりの人に喜んで貰えれば、自分の存在意義も感じられ、より幸福感が得られるのではないでしょうか。

このような心構えで投資に向き合えば、投資に対するより柔軟な思考や判断ができるようになり、ひいては欲望に駆られて無茶なリスクを背負うことも避けられるのではないでしょうか。

マンション経営は、入居者に快適な住まい空間を提供する社会的にも意義のある投資方法です。長い目で、大家ばかりが儲かることを考えずに入居者目線で物事を考えた方が、最終的にマンション経営も上手くいくのではないでしょうか?
そんなことも頭の片隅に置いていただいてマンション経営を始めるのもありだと思います。

マンション経営の目的について よくあるご質問

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