再開発目白押し 虎ノ門・六本木エリア

再開発イメージ

2020年、オリンピック・パラリンピックが開催される東京。東京都心部では、オリンピック・パラリンピックが開催された後の2020年以降まで、様々な再開発プロジェクトが進んでいる。

今回紹介する「虎ノ門・六本木エリア」では、2014年3月に開通した環状2号線及び、6月に開業した虎ノ門ヒルズを始めとし、大きく変化している。
昨年より始まった【ホテルオークラ東京本館の建替計画】。
10階建てだった本館の敷地に、38階建てのホテルやオフィスが入る複合ビル、13階建てのホテルの2棟が建設される。従業員や施設の利用者、近隣の避難者などの想定人員に応じた給水を確保し、災害時の一時避難場所としても開放される予定。このように地域の安全・安心を守る場所にもなることを目指し、2019年春に完成予定となっている。

【(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業】では、環状2号線に面している虎の門病院・国立印刷局・共同通信会館の老朽化により、建て替えが行われる。跡地は、19階建てで高さ約99mの新虎ノ門病院と、36階建てで高さ179mの業務棟になる予定だ。国際水準の医療サービスを提供し、外国人ビジネスマンやその家族への業務支援機能、生活支援機能を整える。災害時には、都内最高レベルの治療を行い、収容拠点となるよう期待されているのだ。

また、インフラ面でも整備が行われる。【(仮称)東京メトロ日比谷線・虎ノ門新駅】は、虎ノ門ヒルズの西側、日比谷線・霞ヶ関駅から神谷町駅の間に新駅が、2020年までに作られる予定だ。
【BRT(バス高速輸送システム)】では、赤坂・虎ノ門エリアから羽田空港へ向かう際、環状2号線を経由して首都高速湾岸線を通っておくことも可能になる。オリンピック・パラリンピック中は各競技場と都心を結ぶ重要な役割が期待されるが、その後も交通機能の強化により、国際的ビジネスや交流の拠点としての役割を担うだろう。

「世界一の都市・東京」を実現すべく、今後の東京再開発からも目が離せない。マンション経営オーナーにとっても、追い風となるニュースに注目したい。

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