
東京都の人口はオリンピック開催の年にピークを迎える。
東京都の人口は推計で13,622,267人である。
東京オリンピック開催の年にピークを迎えるというのは、平成26年に発表された東京都の将来予測から抽出したものだ。
東京都の一般世帯数は、平成32年に総人口が1,388万人となりピークを迎える。
平成26年と28年の段階で、すでに乖離があるが、人口のピークを迎えた後も単独世帯数や夫婦のみの世帯数増加により、平成42年の685.6万世帯まで増加を続けると予測されている。
その後は少し減少し、グラフでもわかる通り47年には682.0世帯となる。平成47年の世帯数は、平成22年と比べると6.9%の増加となる。
これらから推測できるように、都内に人口が集まっている。
人口が集まる為、単身者用マンションが不足してくるのが今後予測される。
その理由は平成8年に設立されたワンルームマンション規制だ。
現在都内23区全域が対象となっているこの法律の為に、ワンルームマンションを建てる場合はファミリータイプも建てなさいというこの法律。具体的には15戸以上のマンションを建設する場合は、必ず3分の1、あるいは2分の1はファミリー層向けにすることという規制が作られてしまった。
そのため、都心でワンルームマンションの需要が高まるが供給数が不足するということが起こりうると予測される。
この機会にマンション経営に乗り出す投資家も多くみられるのは、マイナス金利や相続税対策もあるが、希少価値が高まるという事も一理あるのかもしれない。
投資をするならばそのような背景も視野に入れておかなくてはならない。