再開発進み発展する池袋
池袋を擁する豊島区は東京23区で唯一、「消滅都市」に指定されましたが「子どもと女性に優しいまちづくり」というターゲットを絞った再開発を行い人口密度は全国の市区町村の中で最も高くなりました。そのことについての記事はこちらからご覧ください。(※「消滅都市」とは呼ばせない住みよい街づくり) 実はそれ以外にも池袋では再開発が進んでいて街が発展していますのでご紹介したいと思います。
国際文化都市池袋
近年は文化を核にした大規模再開発が相次ぎ、新たな魅力を発信しつつあります。
JR池袋駅東口から5分程歩くと行ける「Hareza(ハレザ)池袋」は。豊島区庁舎跡地及び豊島公会堂跡地の再開発「(仮称)豊島プロジェクト」に、豊島区が建設する(仮称)新区民センターと、中池袋公園を加えたエリアとなります。「HarezaTower」は建設を進めている複合施設で、地上33階で地下2階建です。8~32階は延べ床面積5万㎡超えのオフイスフロアが用意される予定です。東宝が計10スクリーン、1700席を備えたシネマコンプレックスを設置。ミュージカルや伝統芸能を公演するホールや、アニメ、サブカルチャーを楽しめる空間など個性の異なる8つの劇場を備える新複合商業施設で11月から順次開業する予定です。区は年1000万人の集客、486億円の経済波及効果を見込んでいます。池袋のランドマークタワー「サンシャイン」の横には「乙女ロード」と呼ばれる女性向けのアニメの聖地があります。女性客が多くいるので、女性には安心して通える場所である。また、池袋駅西口ほど近くに位置し、テレビドラマ化もされた人気小説「池袋ウエストゲートパーク」のロケ地として有名な池袋西口公園も11月、クラッシックなどの野外コンサートとして生まれ変わります。これらの施設等の開発により今年の冬からは若者や女性が賑わい、そこかしこで文化に触れることが出来る街になるであろう。
外国人にも人気の街に
池袋は区に住む外国籍の住民が9月1日時点で2万9252人と全人口の1割で、そのうち中国人が44%と最多です。1980年代以降に来日した「新華僑」と呼ばれる人々を中心に、中国人が経営する小売店は300~400あるとも言われています。近年ではベトナムやネパールからの留学生も増加しています。池袋にいる外国人には、留学生が多く、
特に中国人など、大学に通いながら池袋でアルバイトをしている学生も大勢います。
外国人にとって非常に住みやすく働きやすい街で多国籍の人を受け入れる懐の深さが池袋にはあります。先にも述べたように巨大なショッピングモールや日本のアニメ文化に触れられる街で、誰でも楽しめるような多文化的都市になりつつあるのです。また池袋はJR線や東京メトロ線など、どこにでも行く事が出来る好アクセスな街です。移動手段が多いこと魅力の一つです。
人々を惹きつける利便性
池袋は百貨店やアニメ、多くの外国人など、多種多様な街並みも魅力といえるだろう。
女性や子供にやさしい街づくり、人々を受け入れる体制が整っている池袋。留学生がそのまま企業に就職するかた増えて、「HarezaTower」に入る新企業で働く方も増え、池袋はさらに賑わいを見せることでしょう。いい立地を見極めることも不動産投資においては重要です。再開発エリア等の新しい情報を取り入れていきましょう。