
大手デベロッパーが相次ぎ大型物件設置
新宿中央公園の周辺での再開発が進んでいます。
これまで新宿エリアの西端とさえみなされたエリアですが、公園自体の活性化策も始まっています。
公園の北側に位置する西新宿6丁目に、住友不動産が33階建てのビルを完成させました。
4~9階は全102戸の賃貸住宅で中高層階はオフィスフロアとなっています。
隣にも住友不動産の大規模イベントホールを併設したワンフロア380坪超の巨大オフィス
「新宿セントラルパークビル」が稼働済です。今の若者が求める「職住接近」を目指しています。
中央公園周囲に魅力を高めるには公園自体にも集客力を高める取り組みが必要で、変化が起きています。
新宿中央公園では2020年5月をめどに、2階建てのカフェ・レストランが開業します。
公園に池に訪れることが最近では多くなりましたが、より家族が訪れる場となるでしょう。
訪日客を受け入れる態勢も強まり公園南部では英インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)の
「キンプトン東京・新宿」が20年に開業する。
既に南部にあるIHGのホテルのブランドの1つ「パークハイアット東京」と並ぶ形で高級ホテルが登場することになります。
西新宿三丁目で日本最高層マンションが新登場
2022年度に工事着工し、2029年度の竣工を目指し、新宿区西新宿三丁目に日本の分譲マンションで最高層となる高さ235m、
最高階数65階で、約3,200戸規模も大規模マンションが誕生する。
西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発準備組合と、事業推進協力者・事業協力者の大手不動産を筆頭に、
「西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発事業」が、3月15日付けで、新宿区より都市計画決定の告示が行なわれた。
住宅の予定戸数は約3,200戸。これは、東京五輪にあわせて開発されている「HARUMI FLAG」(5,632戸)に次ぐ規模という。
同事業では、地区外周道路の拡幅とともに、初台駅からの歩行者のバリアフリー動線を確保します。
新宿駅西口でも大型再開発
明治安田生命保険は新宿駅前で大規模なオフィスビルを開発します。
新宿駅の西口広場の正面にある約6300㎡の区画で土地取得を進めています。
ホールを併設し、文化施設としても活躍するもようです。
都心で再開発が相次ぐ中で、中心部でありながらオフィス賃貸がやや安い新宿で開発が動き出します。
東京都や新宿区は新宿で駅施設のほか、広場や通路など周辺施設を整備する計画を進めています。
明治安田生命は新宿駅西口と地下通路で直結する旧安田生命保険の本社ビルの周辺区画を取得している。
都や新宿区の動きと歩調を合わせ、オフィスビルなどを整備する。
都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)のうち新宿区の賃料が最も安い。
西口の一等地が再開発されると、周辺の賃料にも上昇の要因となりそうです。
明治安田生命は低金利で国債投資を控えていて、今後10年で約3500億円を不動産に投資計画するとの事です。
新宿駅周辺での再開発では、安定した賃貸収入が期待できます。
新宿の再開発から見える今後の行方
新宿では住友不動産と明治安田生命保険により再開発が活発しており、
これから人々は就職や居住のためにやってくる人や観光客で賑わうことになるでしょう。
近代の若者のニーズとして「職住接近」はとても重要なポイントとなります。
不動産投資に興味のある方があり、安定した賃貸収入を見込みたい方は是非、
再開発から見る動向を調べてみてはいかがでしょうか?