東京の街の再開発と交通インフラ開発が活況~2020オリンピックイヤー

品川新駅

東京の各地でインフラ整備や再開発が進められています。

国内のみならず世界中から注目が集まる一大イベントといえば「オリンピック」ですが、都心でワンルームマンション投資を行う投資家にとってはその他にも見逃せない出来事が多くあります。東京は特にオリンピックに向けた再開発が進んでおり、それが完成を迎えるのです。

本記事では、オリンピックイヤーという大きな節目を迎えた”東京”で、主に再開発される地域と交通機関における注目しておきたい出来事をご紹介します。

新駅開業に伴う周辺一帯の再開発

鉄道に関しては、JR山手線「高輪ゲートウェイ駅」、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」が開業します。
新駅が開業すると周辺の交通利便性が上がるほか、複合施設の開業も手助けがあり地価の上昇が見込めるので、特に不動産投資家にとって注目度が高い出来事と言えるでしょう。半世紀ぶりの山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」に関しては、その開発規模は六本木ヒルズや東京ミッドタウンをしのぐ規模で、1兆4,000億円もの経済効果があると試算され、期待が高まっています。

インバウンド需要を見込んだ国際線増便計画

3月より羽田空港では、国際線増便に向けた新飛行ルートの運用が始まります。これはオリンピック・パラリンピック開催で利用者が増加することを見据えたもので、現在の1日80便から50便増加した130便になると発表。さらに、今年夏には複合施設「羽田イノベーションシティ」も開業予定となっており、人やモノの流れはより活発になり、経済効果は6503億円、約4.7万人の雇用増加が見込まれるとのことです。

経済効果2億円、大型船舶の停泊が可能に

7月のオリンピック開幕直前には、新たな首都玄関口である「東京国際クルーズターミナル」が青海地区で開業します。近辺には現在、「晴海客船ターミナル」がありますが、レインボーブリッジの下を通らなければならない場所にあり、近年大型化している客船が停泊できないのが難点でした。それを受けて都が整備している「東京国際クルーズターミナル」は、試算によると、開業からの半年間で「晴海客船ターミナル」の1年間の利用客を大きく上回り、3倍以上にあたる18万人の利用を見込んでいます。

オリンピック後も東京の再開発は続く

「オリンピックが終わったら不動産価格が下がるのでは?」と心配する不動産投資家も多いことでしょう。しかし、いかがでしょうか。これらの出来事に加え、東京ではオリンピックが終了した2021年以降も、晴海の選手村跡地の開発や、築地市場の跡地開発、100年に一度と言われる渋谷の大再開発など、各地で大型再開発が目白押しです。

オリンピック以外の部分にも目を向けて、様々な再開発事情にぜひ注目してみてください。

東京における2020年再開発一覧

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