自殺者が過去最少~事故物件リスク減少

速報値で自殺者が年間で2万人切る

2019年の自殺者数が統計を開始した1978年以来、最少の1万9959人となったことが警察庁の集計(速報値)で分かった。(統計はこちら 警察庁ホームページ)

速報で伝えた共同通信によりますと、

自殺者の減少は10年連続で、人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も前年より0.7人減り、15.8人となった。
速報値が2万人を切ったのは初めて。ただ3月発表の確定値は例年増加する傾向にあり、最終的な自殺者数は2万人超となる可能性が高い。

心理的瑕疵物件(事故物件)になった場合に、リフォーム費用がかさむばかりでなく、空室リスクを避けるため家賃収入低下をせざるを得ない。さらには、室内で亡くなった場合では状況を問わず、約6割が重要事項説明を行うデータ(マンション経営.東京 ニュース;心理的瑕疵物件の告知、「入居者1回入れ替え」がトップ|日本賃貸住宅管理協会発表もあることから、事故物件になった直後は入居者にも説明するのかなど、手がかかることも増えます。

最終的には2万人を超えるかもしれませんが、自殺者が年々減少しているのは、マンション経営者としては所有物件での事故物件リスクも低減することになるデータになります。

速報値で過去減少になった自殺者数は、世界的にみると、日本はまだ高い水準なのです。政府は2017年の自殺総合対策大綱で、

【自殺死亡率を米国やドイツの水準に並ぶ13.0人以下にすること】

を目指しています。

データをまとめた厚生労働省は「約2万人の方が命を絶たれており、依然として深刻な状況。これまでに若者らを対象とする会員制交流サイト(SNS)を使った相談事業などを進めてきた。今後もしっかり対策に取り組んでいく」とした。

速報値詳細データ

【男女別】
女性…これまでで最少の6022人(18年比528人減)。
男性…女性の約2.3倍の1万3937人(同353人減)に上った。
【都道府県別】
都道府県別では32都道府県で減少。
東京都は2107人でした。
—その他—
大阪 1911人
埼玉 1100人
愛知 1062人
神奈川 1057人

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