
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東京や新宿など東京都心と羽田空港を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」の開設計画を進めている。
「羽田空港アクセス線」の発着駅は東京駅・新宿駅・木場駅の3つのルートを取る予定で、既存の貨物船などを利用しながら乗り換えなしで羽田までを結ぶ。
実現すれば、羽田空港への所要時間を以下の通り約半分に短縮することができる見通しだ。
【東京~羽田】 30分 → 18分
【新宿~羽田】 41~46分 → 23分
【新木場~羽田】 41分 → 20分
開通すれば、輸送力は8割増え、2020年以降の開業を目指している。
当初はオリンピックまでに一部の路線を暫定開業させる計画だったが、工期が長引くことから完成時期がずれこんだ。
総事業費は3200億円で、負担額については国や東京都、JR東日本が今後詰めていく。
アクセス線が通ることになる渋谷駅周辺では100年に1度といわれるほどの大規模再開発が進む。
東京急行電鉄が計画している再開発ビルの内中央棟と西棟は2027年度完成予定で、両ビルの間を空中デッキで繋げることで回遊性を高める。
同じく2027年には西口駅前広場なども整備される。
また、東急不動産が桜丘口地区の再開発をすすめており、3街区に地上37階建てビルを含むオフィスや商業施設・住宅などの開発を、2023年の完成を目指して進めている。
ますます利便性と魅力が向上する都心の需要は、2020年を皮切りに加速度をつけて上がっていくことになりそうだ。
「オリンピックが終わるまで様子を見る」とお考えの方は、2020年まで待っていたら出遅れることになりそうだ。
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