都内の待機児童数「2年ぶり」増加 湾岸などに子育て世代の転入が目立つ

待機児童数

4月1日時点の「都内の待機児童数」が前年比8%増の8466人と「2年ぶりに増加」に転じた。
保育所は定員を1万4192人分増やしたが、保育ニーズがそれを上回っているのが要因。
湾岸部など住宅開発の活発な地域で待機児童の増加が目立ち、府中や調布など多摩地区でも高止まりしている。

待機児童問題は都内全域で進行し、特に都区部の待機児童は、高層マンションの建設や再開発が行われている地区で急増している。
4月1日時点の待機児童が最も増えたのは【中央区】で、144人増の263人。
タワーマンションへの転入が多い勝どきや晴海などの臨海部を中心に、待機児童数が膨らんだ。
【荒川区】は116人増え164人。日暮里などでの再開発が影響しているとみられ、4月の保育所の申込者数は昨年よりも139人増加。

待機児童が多かった区市

待機児童110人増だった【江東区】(277人)も豊洲、東雲など臨海部でマンション開発が相次ぎ、若い世代の流入が続く。
1000人分の定員増を計画していたところ、用地の確保などが難しく、2015年度中に開設できたのは80人分にとどまった。
多摩地区でも主要市では待機児童が高止まりしており、多摩地区で待機児童が最も多かったのは【府中市】で昨年よりも56人減ったものの296人。
次いで【調布市】が289人、【三鷹市】は55人増えて264人だった。

都の調査によると、保育所など「保育サービスを利用している児童数も263,518人と過去最多を更新」した。
就学前児童人口に占める割合は、初めて4割を超え、保育サービスのニーズの高まりを裏付ける結果となった。
都は14年度からの4年間で「保育サービス利用児童数を4万人分増やす」との目標を掲げており、今年度も保育定員を1万2千人規模で拡大する方針。

しかし、現状では待機児童ゼロへの道筋が見えないため、定員増の目標引き上げを検討している。
最も待機児童の増えた【中央区】は、臨海部のタワーマンションの建設、中小の問屋がマンションに建て替えられる「ミニ再開発」が多く行われている。若い子育て世代の流入が激しく保育サービスのニーズが急増することにつながっている。

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