
2月20日、日経新聞にて「首都圏の鉄道 案内所続々」との記事が掲載されていたため、紹介と考察をしたい。
首都圏の鉄道各社が訪日外国人客に対応する拠点を相次ぎ拡充すると公表した。
東武鉄道は17年10月に都内2カ所目の案内所を池袋駅に設置した。
英語・中国語に対応可能なスタッフを配置した。
また、訪日客でにぎわう東武日光駅にも17年11月に英語対応スタッフ「日光コンシェルジュ」を配置済みだ。
小田急が今月26日に新設するのは「小田急旅行センター新宿南口」。
日本語や英語、中国語の3カ国語に対応するスタッフが常駐し、観光案内や訪日客向け割引周遊券などの販売を手掛けていく。
3月には新宿駅西口の外国人専用窓口「小田急外国人旅行センター・新宿」と隣接の旅行店舗を統合し、
「小田急旅行センター新宿西口」として新たに改装開業する。外国語対応カウンターは従来の2倍の8つに増やす。
京急は18年春、羽田空港に続き2カ所目の拠点を品川駅に設ける。
「京急ツーリストインフォメーションセンター品川駅(京急TIC品川駅)」で、日本語と英語に対応するスタッフを配置。宿泊の手配や手荷物の配送などに対応する。
京成は19年3月に京成上野駅の改修工事が完了するのに合わせ、訪日客向け案内所を一新する。
場所は改札の近くに移し、日本語や英語、中国語、韓国語の4カ国語に対応するとのことだ。
同駅は成田空港と結ぶ特急「スカイライナー」の発着駅であり「東京都心への玄関口になる駅として、訪日客にも利用しやすい駅を目指す」という。
都内を訪れる外国人観光客は16年には、10年前の3倍近くとなる、1310万人が訪れ過去最高を記録した。
都は20年に当初の予定より増加した2500万人にまで伸ばす目標を掲げている。
鉄道各社はサービスを充実させることで訪日客を自社に呼び込む考えだ。
訪日外国人を迎え入れる設備が、民間企業発信で増えてきている。東京都心がより便利に豊かになることで
外国人だけではなく日本人自体もさらに集まってくるだろう。
ワンルームマンション投資の入居需要も獲得できる場所であることは間違いなさそうだ。