国内収益不動産の市場規模が拡大?最新の動向を解説

今、収益不動産の価格が上昇していますが、それはなぜなのでしょうか?
その理由を解説するとともに、今後の国内収益不動産市場の動向について考えてみたいと思います。

不動産投資をご検討中の方、投資用物件の売却をお考えの方はぜひご確認ください!

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収益不動産の価格が上昇

不動産投資・収益物件の情報サイト「健美家」が、2022年10月に登録会員を対象に実施した「第18回不動産投資に関する意識調査」によると、81.4%の投資家が1年前と比較して「収益不動産の価格が上昇している」と回答しました。

実際に健美家が毎月発表している「マンスリーレポート(全国版)」によると、2021年と比較して区分マンションは110%、一棟アパートは106.7%、一棟マンションは104.4%と、価格が上昇しています。

ウッドショック(住宅の柱や梁、土台などに使う木材の需給がひっ迫して木材の不足により価格が高騰し、大きな混乱が生じている状況のこと)や、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格高騰などの影響を受けて住宅価格は高騰しており、それは収益物件にも影響を及ぼしています。

不動産投資の需要が増えていることも価格上昇要因に

収益不動産の価格が上昇している要因の一つとして、不動産投資の需要が増え市場規模が拡大していることも挙げられます。

モノの価格は基本的に需要と供給のバランスによって決まります。
需要が供給より多ければ価格は上がり、供給が需要より多ければ価格は下がるのです。

令和元年に金融庁が公表した老後2000万問題を始めとして将来への不安が尽きない今、資産運用の注目度は高まっており、中でも毎月安定した収入を確保できる不動産投資には非常に強い関心が持たれています。

そのため建設費や資材価格の高騰と相まって、不動産価格を押し上げている要因となっているのです。

売却はタイミングを慎重に見極めて

健美家が2022年4月に実施した意識調査によると、「不動産は今が売り時」と回答した人の割合は2021年の調査より20.2ポイント増加し、47.7%となりました。

また、最新の意識調査によると52.9%の投資家が「今後も価格は上昇するのではないか」と回答しています。
理由としては、やはり建設費や建材価格の上昇や、国内外の投資の需要増加が挙げられます。

2023年は、4月8日に現日銀総裁である黒田総裁の任期満了を迎える年でもあります。
総裁変更のタイミングで今までの金融緩和の方針を変更し、今後は金利上昇に向かっていくのではないかと懸念されています。

もし政策金利の上昇の影響を受けて住宅ローン金利が上昇すれば、投資用物件の購入を控える人も増えるでしょう。
そうすれば供給が増えるため物件価格も下落していくことが予想できます。

このように政策金利の上昇が不動産価格に影響を及ぼす可能性は十分に考えられますので、益物件の売却のタイミングをうかがっている方は常に情報をキャッチし、慎重にタイミングを見極めていただけたらと思います。

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