こどもの城を複合施設建設として利用か

未来にはばたくこどもたち

東京都の小池百合子知事は26日、2015年に閉館した旧国立児童館「こどもの城」(東京・渋谷区)の建物を大規模改修し、都民の学習やスポーツ、創業の場となる複合施設として活用する方針を都議会の代表質問で表明した。建物と土地に早期取得に向け、所有者である国と協議を進めるという。知事は「ダイバーシティー(多様性)の実現に向け、複合拠点を創出したい」という思いだ。性別や年齢、障害の有無にかかわらず、誰もが利用できる施設を想定している。2020年東京五輪・パラリンピックでも利用を検討するということだ。

未来にはばたくこどもたち

旧こどもの城は1985年に開館し、全国唯一の国立児童館として30年にわたって親子連れなどに親しまれてきた。近年、子供の遊び場が増えたこと、施設の老朽化などを理由に15年2月に閉館した。東京都は舛添要一知事時代に都立病院の移転先として跡地を取得することで国といったん合意していたが、16年8月に就任した小池知事が計画を白紙に戻し、活用方法を検討していた。

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