11月4日の日経新聞に掲載されていた環状2号の暫定開通に関する記事をご紹介したい。
11月4日午後2時、2020年東京オリンピック・パラリンピックの競技会場が集まる臨海部と都心を結ぶ幹線道路・環状2号(環2)の「築地―豊洲間」が暫定開通し、臨海部と新橋・虎ノ門方面が地上でつながった。
旧築地市場跡地に整備する地下トンネルも含めた全線開通は2022年度を見込んでいる。
(画像:日経新聞より)
暫定開通したのは、旧築地市場の青果門付近から豊洲市場前の交差点までの約2.8km。
小雨が降る中の開通となったが、開通後は歩道をランニングしたり、スマートフォンで記念撮影したりする人たちでにぎわった。近隣のマンションに住む会社員の男性(41)は「これからは汐留や新橋、浜松町に自転車ですぐ行けるようになった」と、利便性の向上に喜んだ。
全長約14kmの環2は旧築地市場の移転延期の影響で「新橋―豊洲」の約3.4キロが未開通だったが、旧築地市場を通る区間以外はほぼ完成していた。都は築地市場の移転後、跡地の外縁部などを通る暫定的な道路を整備。豊洲市場へ行くのに環2を使う市場業者の要望を受け、当初の予定を約1カ月前倒しして暫定開通させた。
今後は築地市場の跡地に片側1車線の地上部道路を新たに整備し、20年春に開通させる。
築地市場の跡地に関しては、オリンピック時はバスなどの車両基地として活用し、地上部道路は選手の輸送に使う。地下トンネルはオリンピックには間に合わず、2022年度に開通する予定だ。