東京駅、広がる「地下」の経済圏 歩行者天国18km

「東京」の地下に拡がる日本一の地下街

今、国内外からの観光客が押し寄せる「TOKYO」の玄関口である「東京駅」の地下街で、歩行者天国が広がっている。

全長18kmに及ぶ地下街は、銀座や日比谷など都心7駅を網目のように結んでいる。都心の再開発ラッシュにあわせ、地下でも商業施設の集積が進み、巨大な「地下経済圏」が成長している。

三菱地所による常盤橋街区の再開発で、日本橋も東京駅と地下で結ばれる可能性が出ている。高さ390メートルの日本一の超高層タワー誕生が話題を集めているが、地下道の整備も検討している最中だ。計画次第では地下経済圏のネットワークがまたひとつ広がることになる。

天気や信号待ちに左右されずショッピングを楽しめる

日本最初の地下街は1930年に上野駅で開業したと言われている。東京駅では1937年、旧丸ビルをつなぐ100メートルの地下道が開通。当時は、急激に増えた歩行者をクルマから守り、事故を防ぐことが目的だった。その後は地下鉄の乗り入れによる整備が進み、最近では再開発ラッシュによる高層ビルの地下部分を次々と取り込み、まるで毛細血管のように膨張を続けている。

地下空間利・活用研究所(さいたま市)の粕谷太郎所長が歩いて実測したところ、東京駅を中心にした周辺地下街の総距離は18km。「クルマが走らず信号もない日本最長の歩行者天国」だ。

飲食店情報サイト「食べログ」の集計によると、東京駅周辺にあるレストランは約2800店。このうち実に約1300店が地下にある。地価が高くスペースも限られる都心において、地下街は「みなが出店したい一等地」という。

地下経済圏の潜在的なパワー

東京駅・丸の内側の改札外に17年8月全面開業した「グランスタ丸の内」。飲食店だけでなく雑貨、化粧品など33店を集めた。運営する鉄道会館(東京・千代田)の町村常務取締役は「改札内に開いていた『グランスタ』の利用客は年齢層が高めだったが、施設を広げて働く若い女性を取り込んだ」と話す。6000㎡に満たない施設だが、2017年の売上高は約300億円。10年で3倍に膨らんだ。

経済アナリストの森永卓郎氏は「東京駅の地下街の売上高は八重洲・丸の内エリアだけでも2000億~3000億円になる。トップクラスの百貨店に匹敵する」と指摘する。

都心の再開発ラッシュと歩調を合わせて地下開発が進む理由の1つには「ボーナス制度」がある。歩行者の安全や街づくりに貢献する地下道を整備すると、新設するビルの容積率の緩和が受けやすくなるのだ。

17年4月に松坂屋銀座店跡に開業した商業施設「ギンザシックス」も、開業の8カ月後に銀座駅への地下通路を開いた。地下通路の整備により容積率は260%増え、1360%に緩和された。銀座などの都心では高さ制限があることが多く、ギンザシックスも容積率の余力を地下に回した。同ビルの管理組合によると、地価道の整備により「雨の日の傘袋の消費が目に見えて少なくなった」。人気が高い同ビルは、1日10万人を集める。

地下道は周辺施設から要望があれば他のエリアと接続できる構造になっているという。今後も地下道の経済圏は広がっていく。

 

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