100年に1度の大開発 グレーターシブヤ構想

渋谷 100年に1度の大再開発

東京都渋谷区の桜丘町。

現在、この付近一帯およそ1万7000㎡は白いフェンスで封鎖され、内側に並ぶマンションや雑居ビルなど50棟超は解体工事の時を待っている。フェンスの外周は1km前後におよぶ。

ここは東急グループが仕掛ける渋谷再開発の現場だ。100年に1度と言われる規模の再開発に、東急グループは総力を挙げて挑む。2023年度の完成に向け、高さ約180mのビルなどを建設する。

桜丘町の再開発エリアに面した国道246号の上では別の工事も始まっている。渋谷駅の中心部からデッキで246号をまたぎ、再開発ビルに直結させる。デッキなどでスムーズな人の流れを生み出す動線改良は、渋谷再開発の根幹ともいえる。

 

東西南北に分断された街、渋谷が一体化へ

JRの線路や国道246号で東西南北に分断されている渋谷駅周辺が、再開発により約10年後にはデッキなどで繋がり、一体となる。

駅の真上に建つ超高層ビル「渋谷スクランブルスクエア」(27年度全体開業)を中心に、東に「渋谷ヒカリエ」、西に「渋谷フクラス」(19年秋完成)、南東に「渋谷ストリーム」、南西に冒頭で紹介した桜丘町の高層ビルを配置し、それらすべてをデッキなどで繋げる。

渋谷はスリバチ状の地形で高低差があり、「道玄坂」や「宮益坂」など、地名にも「坂」が多い。渋谷一体化の再開発にはこうした地形の移動を楽にする狙いもある。

 

「渋谷を通過駅にするな」グレーター渋谷構想の始まり

ヒカリエの低層階を抜けると、そこは青山通り。数分歩くと青山学院大や国連大がある表参道エリア。

東急が再開発を通じて進める、渋谷駅を中心にした面的な街づくり「グレーターシブヤ」構想の一環だ。

おしゃれな店が集まる表参道や原宿といった「オモハラ」や代官山、恵比寿など周辺との回遊性を生み出し、広域で渋谷の集客力を高める試みだ。

構想のきっかけは、2013年に始まった東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転だ。

東急の野本弘文会長(当時社長)は「渋谷を通過駅にするな」と、社内に繰り返し説いた。直通運転は乗客の利便性を高める半面、乗客が駅から街へ出る機会が減る側面もある。渋谷に通過できないほどの魅力を持たせる――。それがグレーター渋谷構想の始発点だった。

 

グレーター渋谷構想

渋谷駅の地下通路を北へ進むと、渋谷と原宿の中間地点で17年春に開業した「渋谷キャスト」に行き着く。カフェや店舗がある渋谷キャストは、渋谷から北へ人の流れを生み出す。

反対の南側では18年に開業した渋谷ストリームが代官山や恵比寿への流れを生み出す。ストリームの開発では渋谷川を地上に復活させ、川沿いに600メートルの遊歩道も整備。その先にある複合施設「渋谷ブリッジ」は、その名の通り代官山との「橋渡し」役を担っている。

渋谷キャストが渋谷駅北側の「一里塚」なら、渋谷ブリッジは南側の一里塚だ。

ただ、渋谷ストリームから少し離れると店の数が減り、にぎわいが途切れがちだ。東急が用意した仕掛けが効果を発揮するには、店舗の集積などでまだ時間がかかりそうだ。

東急は22年度までの5年間で渋谷再開発に1350億円を投じる計画。東急にとって渋谷は最重要のターミナル駅。

描く「大渋谷」構想の成否は、沿線の浮沈も握っている。

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