
【羽田ー東京駅】間が18分に
2月15日、JR東日本の深沢社長は羽田空港と東京都心を結ぶ新線「羽田空港アクセス線」について、東京駅方面を繋ぐ「東山手ルート」の環境影響評価に着手すると発表した。2019年5~6月から開始し、2029年度の開業を目指す。
新線である東山手ルートが開通すれば、【羽田空港ー東京駅】間はこれまでより10分早い約18分で繋がる。
東山手ルートは、空港に設ける新駅から約5kmのトンネルを新設し、東京貨物ターミナルまでつなぐ。
ターミナルから山手線田町駅近くまでの約7.4kmは自社の貨物線を利用し、同駅近くからは東海道線に乗り入れる。
インフラで課題だった羽田空港ー都心へのアクセスを改善
JR東日本は環境評価に3年、工事に7年かかるとみている。
深沢社長は日本記者クラブの会見で「羽田は利用が増えていく。新線をつくることは社会的に意義がある」と話した。
羽田への新線の東山手ルートが開業すれば、茨城、群馬、栃木方面を結ぶ「上野東京ライン」の電車も羽田に直接乗り入れることができるようになる。
JR東は新宿駅方面とつなぐ羽田新線「西山手ルート」、新木場方面とつなぐ「臨海部ルート」の計3ルートの新線を計画している。
総事業費は約3200億円で、この羽田新線建設には自治体などからの補助金も活用していきたい考え。
訪日外国人専用Suicaも
JR東は同日、9月1日に訪日外国人専用のSuica「Welcome Suica」を発売することも合わせて公表した。
(画像はJR東日本プレスリリースより)
デザインは日の丸をイメージした赤をバックに白い桜の花があしらわれており、記念に持ち帰ることが出来る。
その他の特徴は以下の通り。
- 500円のデポジット不要
- チャージ残高の払い戻しは不可
- 使用期限は28日間
- Suica・PASMOエリアに加え、店舗やタクシーなどで電子マネーとしても利用可能
- 1枚当たり1000円、2000円、3000円、4000円、5000円、10000円で販売
Welcome Suicaは以下の駅での販売を予定している。
JR EAST Travel Service Center(成田空港駅、空港第2ビル駅、東京モノレール線羽田空港国際線
ビル駅、東京駅、新宿駅、渋谷駅、池袋駅、上野駅、浜松町駅)、成田空港駅、空港第 2 ビル駅
東京圏では羽田以外にも新線の建設計画が目白押しです。
このサイトにも羽田以外の新線計画をご紹介しています。
各新線はターミナル駅までのアクセスだけでなく、地域間の利便性が格段に上がる印象だ。
こうした、新線建設計画をつぶさに把握して、エリアに与えるインパクトを検証することはマンション経営に必須の情報収集・分析ですが、羽田の新線だけでも、これだけの情報量です。羽田以外の全ての新線の情報をスクラップして、分析するには相当のスタミナが必要になります。では、どうすればいいのでしょうか。
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