第3回都心立地について | ワンルームマンションコラム

ポータルサイトのアットホームが実施した【都内に勤務する20代社会人対象“自宅と会社の理想の距離と近隣住宅手当”についての調査】によりますと
自宅と会社は、ある程度離れていたい52.2%、 時間では「24分」、駅数では「5駅」離れているのが理想という結果が発表されました。

通勤時間の計算式は、【自宅から最寄駅】+【電車の乗車時間】+【オフィスの最寄駅からオフィス】となります。オフィスの最寄り駅からオフィスまでの距離は変えることができませんので、自宅から最寄駅までの距離を短くするか、乗車時間を短くする以外に方法はありません。
賃貸のワンルームマンションに住む入居者はサラリーマンをターゲットにしておりますので、オフィスまでの距離というのは物件選びの際、最重要課題になってきます。逆の考え方をすると、オフィス街にどれだけ近いのかが賃料が高く取れ入居のニーズが高いワンルームマンションということになります。
ここで注意して頂きたいのが、ターミナル駅までの私鉄路線は終点のターミナル駅に対するニーズはありますが、乗り換えが絡んでくるとニーズという点では弱いです。そこでお勧めするのがオフィス街を線で結ぶ環状線と山手線の中を中心に行き来する東京メトロ各線ということになります。
東京で環状線と言いますと山手線と大江戸線になります。複数のオフィス街に通勤できるというメリットは、特定の駅に頼らないマンション経営のオーナー様にとってニーズが倍増する戦略になります。つまり、マンション経営にとって都心で物件を持つということは大きなアドバンテージになります。
ワンルームマンションは都心立地で選びましょう!
不動産投資では何よりも立地にこだわるべし
アメリカの元大統領で不動産王と呼ばれるドナルド・トランプ氏は
「不動産に重要な事柄を3つあげると、1に立地、2に立地、3に立地だ」
と述べています。
それぐらい不動産投資における立地というのは、投資が成功するかどうかを左右する非常に重要なポイントになるのです。
特に東京23区は、通称「ワンルームマンション規制」という条例によりワンルームマンションの供給が制限されています。にもかかわらず、東京都内の単独世帯の割合は年々上昇しており賃貸需要は増え続けています。
つまり都内のワンルームマンションは常に需要が供給を上回っている状態となっており、オーナーが所有している物件の価値は高いままに保たれているのです。
そのため、金融機関も都心の好立地のマンション経営であれば貸し倒れは少ないと判断し、低金利での融資を積極的に行います。
株式投資やFXなどと異なり他人の資金を利用して投資を始められることも、不動産投資の魅力の1つといえるでしょう。
一方不動産投資における一番のリスクは「空室」で、その対策に頭を悩ませている方も多いでしょう。
コロナ禍でテレワークが主流になった影響もあり、現在では家賃が少々高くても広めの部屋が人気の傾向になります。
また、先ほどおススメはオフィス街を線で結ぶ環状線と山手線の中を中心に行き来する東京メトロ各線と述べましたが、駅からの距離や自宅周辺の環境にも注意が必要です。
テレワークが主流になった今でも駅近という条件で物件探しをする人がほとんどで、駅からの距離は徒歩15分以内が目安となるでしょう。
またコロナ禍による外出自粛などにより、自宅からの徒歩圏内に生活上の買い物を済ませられる施設があるかどうかも重要視されるようになりました。
最近ではポータルサイトの利用が増えたことにより、日本の不動産投資市場は利回り至上主義になりつつありますが、不動産投資は利回りだけではなく資産を確実に作っていくことが最も重要であることを是非認識しておきましょう。
世界的に見ても、日本の都心築浅ワンルームマンションはまだまだ高利回りです。これは、東京の賃料ポテンシャルに対して物件の価格がまだ安いということ。この東京が持っている可能性の力に、海外の投資家も注目しています。
立地という条件は入居率を左右するとともに、景気の上昇による資産価値の値上がり幅にも影響を及ぼすため、買うときも売るときも重要な条件になります。
立地の重要性はセミナーでも解説しています
いかがだったでしょうか。
今回の記事では、不動産投資の立地の重要性について少し掘り下げて解説しました。
不動産投資において何よりも重視すべきであると言われている立地選びについて
弊社のセミナーでも様々な視点から分かりやすく解説しています。
またセミナーでは立地以外にも、以下の一覧のような様々なテーマで開催しており、すべて無料で受講いただけます。
「マンション投資の参考にしたい!5極化する不動産投資市場」
「不動産投資ローンの特徴について」
「知らなきゃ損するマンション投資の原状回復とは?」
「家賃収入を上げるために行うべきこととは」
弊社のセミナーでは敷居が高いと思われる不動産投資初心者の方にもわかりやすく不動産投資を学んでもらいたいというモットーでセミナーを開催しております。
不動産投資に興味がございましたら、ぜひこの機会に一度弊社のセミナーを聞いてみてはいかがでしょうか。
ワンルームマンションコラムバックナンバー
- >> 第35回 マンション経営に向いている人、向いていない人
- >> 第34回 不動産管理・運営において発生する税金と節税のコツ
- >> 第33回 備えあれば憂いなし!不動産経営を楽にする管理・運営のポイント
- >> 第32回 物件を購入したら入居者募集をすぐにスタート!効果的な賃貸付けのコツ
- >> 第31回 契約・決済当日の注意点。急な条件変更は絶対に飲まない!
- >> 第30回 物件の運営状態が分かる、管理規約・決算報告書のチェックポイント
- >> 第29回 物件の権利を表す登記簿、甲区・乙区でチェックすべきポイント
- >> 第28回 オーナーチェンジ物件なら、賃貸契約書のチェックも必要
- >> 第27回 融資可否や条件を大きく左右する、物件評価の仕組みと手順
- >> 第26回 マンション経営で収益に大きく影響する金利の種類や仕組みを知る
- >> 第25回 不動産購入における、現金買いと融資買いのメリット・デメリット
- >> 第24回 物件の現地調査は必ず行うこと!チェックすべき5項目
- >> 第23回 マンション経営で重視される地価の動向は「路線価」を基準に
- >> 第22回 不動産ニーズの見極め材料、人口動態と空室率の調べ方
- >> 第21回 ROI、キャッシュフローをコントロールするために理解すべき3要素
- >> 第20回 節税効果も期待できる、「減価償却費」の計算方法
- >> 第19回 入居者ニーズはどこに?投資ワンルームマンション選びのコツ
- >> 第18回 都心のワンルームマンション経営からはじめよう
- >> 第17回 不動産投資を都内のワンルームマンションの一択にするその理由と基礎知識
- >> 第16回 マンション経営のエリア選びは人口と路線選びから
- >> 第15回 マンション経営をするなら区分所有がオススメな理由
- >> 第14回 デザイナーズマンションがマンション経営に不向きな理由
- >> 第13回 マンション経営で気を付けたい『利回り』と『実質利回り』
- >> 第12回 マンション経営では物件の新旧ではなく競争力が肝
- >> 第11回 初めてのマンション経営で中古をオススメする理由
- >> 第10回 マンション経営を新築と中古ではどちらが得をするか
- >> 第9回 ワンルームマンションの耐用年数から考えるマンション経営
- >> 第8回 ワンルーム、コンパクトマンションがマンション経営としては最適
- >> 第7回 投資用ワンルームマンションの市場と投資用ファミリーマンションの市場どっちが得?
- >> 第6回 ワンルームマンション経営がお得な理由
- >> 第5回 充実した設備
- >> 第4回 駅から1分以内
- >> 第3回 都心立地について
- >> 第2回 ワンルームマンションは借りる
- >> 第1回 ワンルームマンション規制