設備が決め手になるマンションの入居率。室内洗濯機置き場は必須
設備の良し悪しが入居率を決める
マンションの入居率を左右する重要な要素……それは設備の良し悪しです。毎日を快適に生活するためには、設備が整っていることが必須条件と言えます。
逆に設備の悪い物件には人が集まらず、入居率の低下の原因となります。
ここでは私たちの生活に欠かせない、洗濯機置き場を例に見てみましょう。
洗濯機置き場はどこにある?
洗濯機置き場のある場所は物件により異なります。
大きく分けると「室内」「室外」「玄関前」があります。まれに洗濯機置き場そのものが付いていないというケースもあります。こういう場合は。近くのコインランドリーを利用するしかありません。
結論から言えば、最も人気があるのは「室内」に洗濯機置き場が設置されている物件です。
現在ではほとんどの物件がこのケースに当てはまります。今のニーズのトップであり、快適に暮らすための必須条件と考える人もいるしょう。
多少部屋が狭くなるなどの難点はありますが、総合的に判断して、このタイプの物件が最も無難かつ便利であると思われます。
玄関前に洗濯機置き場がある物件
玄関の前の共用廊下に置かれているパターンです。
少数派ですが、今でも時々見られます。洗濯機置き場が外にある分だけ部屋が広く使えます。
ただし、寒い冬でも毎回外に出なければいけませんから非常に不便です。
また、玄関前は誰もが通ることができますので、いたずらや窃盗などの被害に遭う危険性もあります。治安が悪い地域ではなおさら注意が必要です。
特に若い女性は下着などにも気をつかいますから、室内の方を選ぶ人がほとんどです。
ベランダなど外部に洗濯機置き場がある物件は減少傾向
ベランダに設置されているパターンです。古い物件や公共団地などで時々見られます。
現在では不人気な形態で、徐々に減少傾向にあります。
居室スペースが広くなる点や、洗濯終了後にすぐに干せるのは利点ではあります。しかし、玄関前と同様に冬場は寒く、手がかじかんでしまいそうです。
また、雨などにさらされることによって洗濯機が汚れてしまったり、壊れやすくなるなどの問題があります。
夏はきつい日差しのせいで傷みやすくなり、劣化が早まります。数年もたたないうちに、室内に設置する場合よりも劣化は明らかになります。
また、洗濯する時間が限られるのも不人気の理由です。夜間や朝方は音が響きますから、隣人に気をつかわなければなりません。逆に隣人の洗濯機音が耳に障る可能性もあります。
また、おふろの残り湯も使えませんから節水もできません。
基本的に、外部に洗濯機置き場がある物件は家賃が安いことが多いです。
入居する人は、安さを重視する男性がメインです。逆に言えば、それ以外の人には不人気と言っていいでしょう。
現在では、室内の洗濯機置き場は必須と言っても過言ではありません。
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