女性目線のセキュリティがマンション経営の入居率を変える。
高まる女性の防犯意識と求められるセキュリティ設備
凶悪犯罪の増加や治安の悪化が連日、新聞やニュースなどで報道されています。 ひとり暮らしの女性を狙った巧妙な犯罪も増え、高い防犯意識を持つことが求められるようになってきました。
ストーカー、空き巣、下着泥棒、覗き……女性にとっての脅威は尽きません。こういった背景から、近年ではセキュリティ対策に力を入れるワンルームマンションが増えてきました。
セキュリティ設備の整ったワンルームマンションは私たちに安心感を与えてくれます。部屋探しの際にセキュリティを重視する女性の数は男性の三倍以上と言われています。
ここでは代表的なセキュリティ設備について紹介します。
発達するセキュリティ設備の数々
代表的なものが「モニター付きのインターホン」です。
画面上で相手の顔や声を確認してからドアを開けることができるインターホンで、防犯対策の基本となっています。
なかには録画機能が付いているものあり、留守中の来訪者の確認もできます。ひとり暮らしの女性には欠かせないアイテムと言えるでしょう。
次に、近年爆発的に増えたエントランスの「オートロック」機能。
ドアが閉まると自動的に施錠するタイプのエントランスです。解錠するには、番号を入力しなければなりません。
居住者はインターホンの通話や映像で来訪者を確認したうえで入館させることができます。
元々オートロックが付いていなかったマンションに後付けで設置されるケースも増えています。
エントランスだけではなく、エレベーターホールなどにもオートロックを設置し、二段構えでセキュリティ性を高める「ダブルオートロック」を採用しているマンションも多くなっています。
指紋や声、顔で認証を行うタイプのものが導入されるなど、オートロック機能の進化・発展は留まることを知りません。
「防犯カメラ」も重要な設備の一つです。
エントランスのほか、駐車場やエレベーターなどの共用スペースに設置されています。何かトラブルなどがあった場合に管理者が映像を確認します。犯罪の抑止力として大きな力を発揮するでしょう。
最近では、エレベーターに防犯カメラがついていることはもちろん、1階のエレベーターホールにエレベーター内の映像が映るワンルームマンションも増えています。
警備員が常駐しているマンションも
高級マンションの場合、警備員が管理室に常駐しているケースもあります。指定時間に館内や外の見回りなどを行っています。
近年では警備員を配置しない「機械警備」も広まっています。
機械警備とは、警備員を置かない代わりにセンサーを設置して、365日24時間、常時遠隔で監視する警備体制のことです。
異常事態が発生した際は警備員が現場へ急行し、迅速に対処を行います。警備員を常駐させる必要がないため、人件費がかからないという利点があります。 また、感知器やセンサーで異変を察知するため、目視の見逃しやミスが発生しにくいという利点もあります。
以上のように、人々の防犯意識が高まった現代では、充実したセキュリティ設備の有無が入居率に大きな影響を与えるということがわります。
東日本大震災以降、建物の構造も部屋を借りる際に気にする入居者が増えてきました。当然、木造よりも鉄骨造のマンションが選ばれております。
目に見えない安全面という付加価値にも気を配り物件を選ぶことが必要です。
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